令和4年9月8日、久米島町議会の定例会が開催された。議題には松くい虫の被害状況、危機管理体制、新型コロナウイルス感染症対策、ひとり親家庭の支援策などが含まれた。
最初に「松くい虫」に関する進捗が報告される。
調査はふさわしく行われたが、伐倒や樹幹注入の実施後も被害が続くと課題を示した。県森林管理課と連携し、被害を防ぐために具体的な防除計画が議論されており、今後の作業は早ければ10月に着手予定。
次に「危機管理」に関する質疑が行われた。町の情報収集体制は事案発生後に立ち上がる点が強調され、いかに速やかに情報を伝達するかが議論された。また、広報責任者を明確にしておくことが重要との声も上がった。特に突発事象に対しては、マニュアルの整備が急務であるとされた。
「新型コロナウイルス感染症対策」について、今年度4回目のワクチン接種が実施され、町内での接種率が報告された。今後の課題として療養施設の確保と家族全員が感染した場合の対応策が挙げられており、福祉課はその支援体制を整えていると伝えた。
「ひとり親家庭等生活支援事業」に関して、現在118世帯のひとり親家庭が存在し、その内訳が説明された。支援内容について調査が行われていないことに対し、今後、ニーズ把握が必要との意見が出た。
「離島及び広域相談体制整備事業」は、地域内の相談体制を強化し、対応力を高めるための取り組みが進められている。教育委員会と連携して居場所づくりを進める中、新たにニーズ調査が重要視されている。