久米島町では、令和3年第2回議会による報告で、新たな課題と施策に関する議論が交わされた。特に、認定こども園の整備計画が進行中であるが、依然として財源の確保が不透明である。福祉課長の上原あゆみ氏は、コロナ禍が影響を与えたことを挙げ、地元の保育所との話し合いが不足している点を強調した。さらに、開設日が未確定となっており、保護者への説明も行われていないという現状に対して、新垣幸子議員は不満を示した。市民からの声も踏まえ、この認定こども園開設についての具体的な調整を急ぐ姿勢が求められている。
また、歯科診療所に関しても、昨年の閉院後、町民に十分なサービスが提供されていない問題があった。一年が経過しても、未だに再開の見通しが立っていない状況が議論の焦点となった。大田治雄町長は、いくつかの候補者の訪問を受けており、現在、医療機関との調整が進行中であると述べつつ、その具体的な再開時期についてはまだ示せないとの見解を示した。
さらに、街路樹の撤去と剪定も議題に上がった。現在、街道に植樹されているアカギの根が歩道を破壊している状況が報告され、特に通学路における安全性の確保が求められた。議員たちは、地域住民にとって安心、快適な通行を確保するため、早急な撤去や新たな植え替えが必要であるとの意見を共通して持ち、今後の対策を求めた。これらの問題に対する町の迅速かつ的確な対応が求められている。