令和4年6月30日に行われた第5回久米島町議会定例会において、農業や地域活性化に関する重要な議題が討論されました。
まず、認定農業者に関する議論が行われ、町の農業振興課により、町内には現在37経営体が登録されていると報告されました。この中で法人が7つ、個人が30名となっています。町の認定農業者になるためには、年間所得310万以上、年間労働時間2千時間以上という基準が設けられており、けれどもこの水準が高いとの意見もあります。町は農業者の支援を強化し、新たに認定農業者を増やすための周知活動の重要性を強調しました。
次に、農村公園の管理については、宇根農村公園において草刈り作業が年2回行われていますが、作業人数が不足していることから、町側の支援を求める声が上がりました。町長は、地域行事に参加し、町民の意見を吸い上げることの重要性を再度確認し、今後の活動に生かしていくことを約束しました。また、農村公園の使用促進が管理の向上に寄与するとの見解を示しています。
さらに、学校給食センターの整備に関して、中央保育所と仲里幼稚園を統合して新設される計画が進んでいることが報告されました。令和7年の供用開始を見込んでおり、現在は土地の取得や設計段階にあります。保育施設の合理的な農村活用が進められることに期待の声が上がっています。
ごみ焼却施設の整備計画については旧火葬場の解体が予定されており、令和8年度の運用開始を目指しています。総事業費約51億円が見込まれていますが、資材高騰の影響を考慮して、予算確保に向けた取り組みが重要視されています。
最後に、イーフビーチと奥武島海岸の保全に関し、砂の浸食や環境問題に対処するための地域の取り組みの強化が求められました。町長は、環境保全活動が一層重要になると強調し、自治体としての役割を果たす意欲を示しています。これにより、島の活性化が進み、次世代に向けた持続可能な環境の確保が期待されます。
以上の内容に基づき、今後の久米島町の発展に寄与するために、各種施策や取り組みが実施されることが期待されます。