令和元年第3回玉野市議会定例会が、7月1日に開かれた。
本会議では、令和元年度玉野市一般会計補正予算(第2号)、税条例改正案、国民健康保険料の賦課総額の決定を含む議案が審議された。
それぞれの議案は慎重に審査されたが、特に一般会計補正予算に関する議案第43号は重要な内容を含んでいる。
厚生委員会の報告によると、議案第43号の補正予算は、幼児教育無償化のためのシステム改修に必要な経費が盛り込まれている。
また、議案第47号についての国民健康保険料の賦課総額に関して、厚生委員の浜秋太郎氏は、保険料を現状と同率に据え置く理由を述べた。
その際、同氏は「今回の措置により、保険料必要額に対して約1億9,800万円の収支不足が試算されるが、剰余金を活用することで引き上げを回避できる」と強調した。
一方、松田達雄議員の修正動議は高く評価され、例えば、保険料引き下げの必要性が問われるなど意見が交わされた。
松田氏は「国保制度の構造的な問題を改善し、その負担を市民に転嫁するべきではない」と訴えた。
この修正案は表決の結果、少数派となり、原案が可決されたことが報告された。
また、請願についても様々な意見が出された。
特に、種子法廃止に伴う岡山県条例の制定に関する請願は採択を求める声が上がったが、不採択とされ、議会内には肩を落とす声が響いた。