令和6年6月19日、岡山市議会において重要な議案が上程され、一般質問が交わされた。議題には、新区の市民生活や経済への影響を受け、特に気象防災対策の強化やヤングケアラー支援策が注目された。
桑田桂子議員は、気象防災アドバイザーの必要性を訴えた。近年の異常気象が危険を増している中、アドバイザーの活用が強調された。桑田氏は、「防災には気象専門知識が欠かせない」とし、アドバイザーの助言が地域住民の安全を守る重要な役割を果たすと述べた。
大森市長は、地域防災の平時からの取り組みの重要性を認識しているとし、自主防災組織や講座の開催を支援していると発言した。市では防災士を育成し、地域の防災力向上を実践していることが明らかにされた。
次に、ヤングケアラー支援についても話題となり、桑田氏は全国的な関心の高まりを受け、岡山でも取り組みを強化する必要があると訴えた。岡山っ子育成局の榎並義忠局長は、地域こども相談センターによる支援策を推進しているとし、要請に応じた支援が実施されている現状について説明した。
さらに、各地でのイベント誘致や地域活性化の取り組みが述べられ、岡山が観光資源として皆さまに愛される政策を育てることが重要だとのコンセンサスが得られた。
ほかの議員からも様々な質問が寄せられ、岡山市の未来に向けた施策の重要性が確認された。市としては、きめ細やかな支援策を講じていく姿勢を明確にし、市民生活を支える施策を引き続き進めていく所存であることが強調された。