玉野市議会は令和6年第3回議会の中で、市民の期待に応える市政運営について議論が交わされた。市長の柴田義朗氏は、特に市民との信頼関係の重要性を強調しながら、行財政改革に向けた取り組みについて説明した。市政運営における透明性と市民の幸福に直結することが求められている。
特に大月博光議員は、市民に対する誠実な情報提供を求め、それに対する市長の発言に対しても誤解を生じさせないようにと述べた。市長はこれに対し、財政状況や市政に関する情報はできる限り分かりやすく市民に伝えられるよう努力していると答えた。
また、議会では新庁舎整備計画に関する質問や、ウイルスワクチン接種に関する質疑もありました。総務部長は、今後の医療費助成についての考えを示し、多くの市民の生活向上に向けた施策が進められることを約束した。
特定空家対策についても、現状の空き家問題が取り上げられ、公共の安全を守るための対策を強化する必要性が訴えられた。特に、老朽化した空き家の管理が問題視されている。公共施設交通防災監は、空き家に関連する法令に基づき、必要な措置を講じると述べ、地域の安全を確保する取り組みに触れた。
更に、イノシシの出没について、農地がない場所においても発生する問題に対しての対応が求められた。産業振興部長は、防護柵設置の支援制度について言及し、地域住民の協力を得ながら対策を進める姿勢を示した。
最後に、復興に向けた行政のデジタル化の進展も話題に上り、台湾における迅速な応答体制やデジタル化の成功事例を引き合いに、玉野市においてもデジタル技術を駆使して市民の生活を守る制度を確立していく必要があるとの認識が共有された。議員は、政策の見直しや新たな助成制度の設立を求めており、今後の取り組みに注目が集まっている。