令和4年第8回玉野市議会臨時会が11月8日に開会した。
本会議では、令和3年度の各会計決算及び決算関連議案の審議が行われた。特に、一般会計決算については多くの議員から反対意見が出た。
厚生委員会の山本育子委員長は、一般会計決算における市民相談状況について言及し、相談件数の把握や支援の必要性についての意見が出されたことを報告した。彼女は、特に高齢者や障がい者に関連した支援策の強化を求めた。
また、産業建設委員会の渚洋一委員長は水道事業と下水道事業の決算について説明し、業務運営の透明性の重要性を強調した。さらに、競輪事業の収益についても言及し、今後の運営についての見直しが必要との意見が出された。
一方、松田達雄議員や宇野俊市議員などは、令和3年度一般会計決算の反対討論を行い、歳入の減少や各施策の問題点を指摘した。松田氏は、国庫支出金の減少が市の財政に与える影響について懸念を示し、歳出削減の方策を提案した。
市民生活に直結する議案のため、議員たちはそれぞれの立場から活発な意見交換がなされた。最終的に、議案は多数の賛成によって認定され、令和4年度一般会計補正予算の審査も行われた。特に、緊急支援給付金の支給については、一部の委員から家計への影響を考慮する意見が示された。