令和4年第9回玉野市議会定例会が、12月1日午前10時より開会された。
議長の高原良一氏は、出席議員18名の確認後、会期を19日間とすることと決定した。
今回の議会では、令和4年度会計の補正予算をはじめ、個人情報保護等に関する諸議案が提案された。特に、一般会計補正予算については、総額に4億7,829万2,000円を追加し、267億8,962万5,000円となる。
財政部長の渡邊聡志氏は主な事業の内容について説明し、上半期のふるさと納税寄付が予想以上であったとして、これを含めた事項について詳細を述べた。
また、国民健康保険事業特別会計についても、9,000万円を追加する議案が提出され、医療費単価の上昇に伴い、入院給付金が不足するための対策が取られるとのことである。市民生活部長の岡本隆氏は、財源として県支出金を活用する旨を強調した。
競輪事業特別会計補正予算については、40億円の追加が提案され、好調な車券売上の状況を受けたものである。また、海洋博物館事業特別会計についても375万8,000円を費やす必要があるという。
さらに、個人情報保護法施行条例および審査会条例の制定が進められ、施行日が来年4月1日になることが報告された。これは全国的な改正に対応したもので、玉野市の個人情報保護制度の一元化を目指す。
最後に、職員の定年引き上げに伴う条例改正も適応が必要となり、職員の働き方や雇用に大きな影響を与える法改正に対応する旨が説明された。これにより、65歳へ定年延長がなされることが具体的に確認された。
本日は、議案に対する質疑は行われず、次回は6日の午前10時に開催予定であり、一般質問が行われる。議長は参加者への感謝を述べ、会議を締めくくった。