令和元年第3回玉野市議会定例会が、6月13日午前10時に開会した。
会期は19日間と決定され、休会日も設けられることが了承された。議長の三宅宅三氏は、出席議員18名を確認し、会議の進行を開始した。
監査結果も報告され、特に平成31年4月分の一般および各特別会計の例月出納検査結果が強調された。玉野市土地開発公社と有限会社みどりの館みやまの法人経営状況についての報告も行われ、質疑を受けることになっている。
市長の黒田晋氏は行政報告を行い、瀬戸内国際芸術祭2019について触れた。今回の春会期で、38万6,909人が訪れ、宇野港周辺での来場者も増加したことを記者たちに伝えた。これにより、シティーセールス活動の活性化を図ると述べ、今後の芸術祭の盛り上がりに期待を寄せた。
また、東京2020オリンピックに関して、県内での聖火リレールートの概要発表があったことを報告した。玉野市は市民の期待に応えるべく、イベントの準備を進めることを強調した。さらに、全国市長会の内容も発表され、地方創生や財政支援の強化を国に求める決議がまとめられたことが伝えられた。
続いて、議案第43号として令和元年度玉野市一般会計補正予算が提案され、歳入歳出の総額が227億3,277万9,000円であると示された。補正予算の内訳も詳細に説明され、地方債についても変更が要請されている。
さらに、議案第44号として玉野市税条例の一部改正が提案され、特に市民に対する所得税の非課税措置が追加されることなどが説明された。議案第46号では岡山県市町村総合事務組合の規約変更も求められ、財政面の強化を目指す内容が含まれている。
質疑は次回6月18日の本会議で行われる予定で、所要の回答が期待されている。議事は午前10時55分に散会し、次回の本会議の日程が確認された。議事進行はスムーズに行われ、多数の議案が提案される結果となった。