令和6年第3回玉野市議会定例会が7月1日に開催され、重要な議題がいくつか審議された。
監査結果の報告が行われ、監査委員からは監査結果についての詳しい説明があった。
特に、令和6年5月分の一般及び各特別会計等の出納検査結果が、参加者に説明され、問題点についての指摘があったという。
続いて、令和6年度一般会計補正予算が審議され、さまざまな意見が交わされた。
この補正予算には、マイナンバーカードを活用した国民健康保険の事務費や、医療機関への通知にかかる経費が含まれている。
保険料引き上げに関する議論も行われた。国民健康保険の保険料が引き上げられる見通しで、市民にとって経済的な影響が懸念されている。
細川健一議員は、現行の健康保険証を廃止することに対して反対の立場を表明した。
彼は、マイナンバーカードの取得が任意であるため、現行の保険証を残すべきだと主張した。
また、保険証の廃止に伴う混乱が予想されることから、慎重な議論が必要だと強調した。彼の発言は、他の議員たちの反響を呼び、活発な議論が展開された。
また、介護保険の訪問介護基本報酬引き下げについての請願も話題となり、現場からの悲鳴が上がっていることが報告された。
特に、訪問介護事業所が経営難に直面している現実を踏まえた議論が求められた。
総務文教委員会の松本岳史議員は、予算に関連する案件について意見を述べ、特に土壌汚染調査業務にかかる経費の重要性を示した。
議会として慎重かつ適切な対応が求められる中、討論が続いた。
様々な意見が交わされる中、請願も含め、重要な案件が可決されることとなった。
請願第14号介護保険料引き下げ撤回については採択には至らなかったが、議会の議論が市民生活に与える影響を考慮する姿勢が見受けられた。
今回の議会を通じて、市議会が市民の生活に深く関与していることが再認識されることとなった。