令和4年第2回玉野市議会定例会が、3月22日に開催された。重要な議題として、令和4年度の一般会計予算が審議された。議案は全て可決され、特に一般会計予算は市民の関心が高い内容となっている。
この会議では、一般会計予算に関する議案を中心に、国民健康保険事業特別会計予算や介護保険事業特別会計予算なども審議された。これに関して、厚生委員長の山本育子氏からの報告では、一般会計予算の中でも特に民生費や衛生費に新しい施策が盛り込まれたことが強調された。
具体的には、一般会計予算において約4%の増加が見込まれている介護給付費が報告された。高齢化の進展に応じたもので、山本育子氏は「高齢者や要介護者への支援が増える必要がある」との意見を述べた。
また、新規事業の介護施設等オンライン面会整備事業についても言及された。新型コロナウイルス感染症拡大を受けたもので、市内34事業所を対象に、通信機器購入への補助が行われる。補助額は上限20万円とされ、具体的にはZoom等を利用したオンライン面会を想定しているが、運用方法は各事業所に委ねるとのことだ.
続いて、国民健康保険事業特別会計予算の審議も行われた。山本育子氏は、国からの交付金を反映した内容で、医療費や給付費の見込みについても説明がなされた。また、医療費の抑制策として特定健康診査事業などの周知を強化する必要があるとの意見も出された。
議会ではまた、玉野市副市長の選任についても説明が行われた。市長の柴田義朗氏は、総務部長を務める市倉勇樹氏を新たな副市長に選任する意向を示した。市倉氏は「市政の発展に全力を尽くす」と抱負を述べた。
会議は午前10時開議、午後0時14分に閉会。市民にとって重要な予算が可決されたことで、今後の市政運営が注目される。