玉野市議会は令和3年第3回の臨時会を5月17日に開会しました。
今回の議題には、会期の決定に始まり、監査結果報告、スポーツ振興財団の基本財産毀損問題に関する報告が含まれています。特に、公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の問題は、教育長の妹尾均氏が「教育行政の信頼を著しく失墜する重大な問題」と強調し、再発防止策を求めております。
また、市長の黒田晋氏は、新型コロナウイルスに対する対策も報告し、医療従事者のワクチン接種の進捗を述べました。最新のデータによれば、医療従事者の87.8%が第1回目の接種を完了しており、65歳以上の市民向けの予約も進んでいます。今後は、休日も含めたワクチン接種の枠を拡大し、効率的な接種体制を整える方針です。
また、令和2年度の玉野市一般会計補正予算に関連する専決処分も報告され、新型コロナウイルス感染症対策として250万円の追加措置が述べられました。さらに、地方独立行政法人玉野医療センターに関する中期計画の認可についても議論されました。特に、病院の新たな機能を担うための医療提供体制の強化が求められています。議案第42号では、市長と副市長の給与の減額に関する提案が行われ、公共の信頼回復を目指すとの見解が示されています。
議長の三宅宅三氏が市民と議員の安心を重視して進行した本会議では、緊急事態宣言の発出状況も考慮され、多岐に渡る問題が検討されました。議事は今後も継続され、さらなる議論が期待されます。