令和元年第6回玉野市議会定例会が、12月5日に開会した。
本定例会は、会期が19日間に設定され、ただちに各議案の審議が行われる。
出席議員は19名であり、すべての議事を順調に進めることができた。
市長の黒田晋氏は、開会に際し挨拶を行い、地域の重要なイベントである瀬戸内国際芸術祭や宇高航路の運営について報告した。
「瀬戸内国際芸術祭は来場者数が過去最多を記録し、観光における波及効果が期待される」と述べ、引き続きその魅力をPRしていく方針を示した。
続いて、宇高航路については、「利用者数が減少しているが、今後も災害時の移動手段としての重要性を考慮し、対応を検討していく」と強調した。また、東京玉野会や近畿玉野会について、会員との意見交換を行い、行政や地域の状況についての理解を得る努力していると述べた。
議案に関しては、令和元年度の一般会計補正予算をはじめとして、国民健康保険事業、競輪事業等の各特別会計の補正予算が説明された。
政策財政部長の桑折恭平氏は「一般会計補正予算には、7,911万8,000円を追加する」と述べ、歳入・歳出の詳細を紹介した。
議案第80号の市税条例改正については、「督促手数料を50円から100円に改定し、適正なコストに基づく見直しを行う」と説明された。
その他、玉野市市民会館の廃止や介護保険条例の改正についても報告され、今後の方針が提示された。
この定例会では、計12件の議案が提案され、次回会議は10日に設定されている。議員からの質疑は、後日行われる予定である。