令和5年第4回玉野市議会定例会が9月7日、開催された。
会議では会期の決定が行われ、20日間の会期が決定した。議会運営委員会において協議された内容が承認され、会期中に休会日が設けられることにも異議はなかった。
続いて、市長の柴田義朗市長が行政報告を行い、夏期のイベントの成果を報告した。渋川海岸での海水浴期間中には約5万6,000人が訪れ、事故もなく円滑に終了した。また、渋川マリン水族館の70周年イベントも多くの来場者を迎え、観光資源の活用により市の魅力発信が進められた。
国際交流活動についても言及し、中国の九江市との交流やアメリカ・グロスター市への派遣が行われたことが報告された。これらの交流を通じて相互理解を深めることが期待されている。
さらに、玉野まつりの開催が4年ぶりに実現し、その成果が市民に大きな喜びをもたらしたことが強調された。
財政関連の報告では、令和4年度健全化判断比率についても説明が行われた。実質赤字比率や公債費比率は適正な水準にあり、財政運営の健全性が確認された。
また、玉野市の水道事業及び下水道事業に関する報告もなされ、資金不足は存在しないことが強調された。
今後の市の施策として、国及び県に対する要望活動が行われ、具体的な施策として防災機能の強化が挙げられた。特に小中学校の防災機能強化が重要視されており、具体的な対応が求められている。
このように、玉野市議会では議案や財政状況の報告が行われ、市民生活の安定を図るための取り組みが進められていることが伺われた。議員や市長からの説明を通じて、市の現状と今後の方針が示され、市民へのサービス向上に向けした取り組みの強化が求められている。