令和4年第6回玉野市議会臨時会が7月25日に開かれた。申し合わせていた議題が次々と審議された。
開会に際して、議長の高原良一氏は全議員に感謝の意を示し、出席状況を報告した。出席した議員は18名で、欠席者はいなかった。
本会議では、本日1日間の会期が無事に決定された。次に、会議録署名議員の指名として、有元純一氏と氏家勉氏が選ばれた。続けて、監査結果の報告も行われる。
本臨時会の重要な議題となったのは、議案第44号「令和4年度玉野市一般会計補正予算」である。市長の柴田義朗氏は冒頭に挨拶を行い、新型コロナウイルスによる影響と物価高騰への迅速な対応が求められていると指摘した。
特に注目されたのは、学校給食費の免除や、地域経済を下支えするための施策である。柴田市長は、コロナ禍で困難な状況にある生活者や事業者を支援するため、補正予算を提案した。これには、PayPayを用いた還元キャンペーンや、農業者や漁業者に対する支援策が含まれている。
財政部長の渡邊聡志氏が補正予算の詳細を説明した。予算の総額は248億1,813万4,000円で、コロナ禍による影響を受けた市民サービスの向上を目指す施策が多数組み込まれた。特に、税公金受付システムの導入やキャッシュレス決済の導入が特筆され、感染予防対策と利便性向上が図られている。
教育費では、コロナウイルスの影響を考慮した大型扇風機の設置などの施策が提案された。これらの施策の実施によって、地域の生活がどのように支えられるのかが注目される。
質疑では、各委員から特に支援対象者や事業の輪郭について質問が寄せられ、明確な答えが求められた。市民からも期待される無駄のない予算運用を確認しつつ、質疑はなくスムーズに進行した。
その後、採決が行われ、議案第44号は全会一致で可決された。議長の高原良一氏は、これまでの議事を振り返りつつ、会議を終了する旨を宣言した。