令和2年第9回玉野市議会定例会が12月11日に開催された。
会議の中では、特に新型コロナ対策としての市民への支援や医療体制の強化について、多くの議論が交わされた。松田達雄議員は、コロナウイルス感染拡大防止のためには、地域医療の充実が急務であると強調した。市長は、的確な診断・治療体制を維持するために、地域医療の枠組みを再考する必要があるとの姿勢を示した。
更に、医療機関の一層の連携が欠かせないとの意見が多く出た。巧妙な検査体制を整備することは、感染症に対抗するための重要なポイントであり、感染者の早期発見や適切な医療提供に繋がるとされる。市長は、市民病院においては、発熱外来や専門外来の充実も図る市の考えを述べた。
また、玉野市では、地域医療構想に基づく病床再編や新病院建設の可能性についても議論された。松田議員は、病院優先の医療体制を見直し、対応力を強化することが市の義務であると訴え、質疑を行った。市長は病床利用率の改善が求められる現状を認識し、医療人員の確保と医療機関の役割分担については意義深い加入を考える余地があると発言した。
次に、渋川観光駐車場についての議案が提出され、指定管理者としての職務を委託する見込みが示された。部長は、入場料を徴収しつつ地域のニーズに応える方向性を示し、周囲との合意形成を進めていく計画を強調した。収支見込みに関しては、毎年数百万円規模の黒字が計上されているとしており、自治体としても駐車場業務の運営による収入を見込んでいることを説明した。
また、議会では今後の地域住民との協議状況も問われ、各地域の利用者の理解を得る活動が進められていることが記された。地元住民との関係構築が今後重要であり、公共の場での満足度を高める施策が相応しいとされている。ただし、住民からの反発も少なくないことから、その動向には細心の注意が必要とされる。
若い世代に魅力的な活動を提供するボルダリング等の拠点形成がなされつつあり、その準備と発展が期待される。市は、多角的な展開をも視野に入れる方針であり、地域資源を生かした新たな取り組みについても検討が進められている。