令和2年11月の定例会が終了した。
この定例会では、多くの議案が提出され、審議が行われた。議案第66号から第81号までが一括採決され、全員一致で可決された。
今回の定例会では、議案第66号の職員給与条例の一部改正に関する質疑が注目されている。委員からは、搬送回数に基づく手当の支給に関する疑問が上がった。これについて、当局は「国の制度に準じて、搬送回数ではなく日数に基づいて手当を支給する」と応じた。
また、別の委員からは「消費税引き上げに伴う影響についてはどうか」との問いかけもあり、当局は「引き上げの影響を最小限に留めるための施策を講じている」と述べた。さらに、文教福祉委員会による議案第70号の国民健康保険税条例の一部改正に関しては、質疑がなく、原案が全員一致で可決された。
議案第77号の令和2年度一般会計補正予算(第10号)においても、経費の変更点が質疑された。主な質問は「郵送経費の増加理由」であり、当局は「郵便物の発送件数が増加しているため」と答弁した。
さらに、教育関係の議案が取り扱われた。子供たちに向けてのGIGAスクール構想の進捗についての質疑が行われ、その趣旨に賛同が集まった。また、放課後児童クラブについては、スタッフ確保の課題が取り上げられ、当局は「必要に応じて相談に応じていきたい」と述べた。
「湛井十二箇郷組合議会議員補欠選挙」も焦点となった。議長による指名により、角田晃則氏が当選する運びとなった。選挙方法についても一部の議員から議論があり、指名推選方式が選定された。
市長の片岡聡一氏は閉会挨拶の中で、さらに対策を講じていく必要性を強調した。特に、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、適切な情報提供や市民の協力を求める姿勢が際立った。194人の感染者数が報告される中、今後の対策に力を入れていく方針である。