令和6年6月定例総社市議会が開催され、様々な議案が議論された。
本会議では、議案の承認や委員長報告が行われ、承認第2号から承認第5号、議案第43号から第54号までもが一括して議決された。
特に、令和6年度総社市一般会計補正予算(第2号)の修正案に関する質疑が注目を集めた。
総務生活委員会の委員長、山田雅徳氏は、補正予算に関連するいくつかの議案を取り上げ、質疑の結果、全員一致で原案を可決すべきと決定した旨を報告した。特に強調されたのは、地域交通対策の予算に関する質問であり、難波敏文政策監は、ドライブレコーダー等の予算積算の根拠を説明し、具体的な支援内容を明示した。また、ライドシェアの提供地区についても詳細を述べた。
委員会での質疑の後、修正案が提出され、予算についての引き下げ案についても審議され、全員一致で可決された。これにより、無駄な経費を抑える姿勢が示されている。
また、厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書に関しては、討論が行われ、議員の萱野哲也氏が反対意見を表明した。彼は、厚生年金制度の導入に伴う議会の財政負担の大きさを指摘し、まずは議員の成り手を増やす議論が先行するべきと訴えた。これに対し、賛成意見も交えながら議論が展開された。
最後に、議会を代表して市長、片岡聡一氏が挨拶を行い、議会の円滑な運営に感謝の意を表明した。市長は、新たな施策の導入や人口増加への取り組みについて市民に協力を求め、市政のさらなる発展を確約した。