令和6年笠岡市議会では,市民の幸せや地域づくりをテーマにした一般質問が行われた。
まず,薮田誠二郎議員が「笠岡市民の幸せ」について質問した。市民からは,市がどのような方向に進むのか示してほしいという声が届いていると伝えた。
市長の栗尾典子氏は,市民が安心して暮らせる環境を整えることが使命であり,それが市民の幸せにつながると述べた。特に,市民が愛着を持てる町の実現を目指し,各種施策を推進していく意向を示した。
次に,子供たちの育成施策についての質問があった。市長は,地域の自然や歴史に触れる体験を通じて,笠岡市を愛し誇りを持つ子供たちを育てていくため,教育の充実を図ると強調した。特に,小中学校での地域学の取り組みが重要であり,地域の人々との関わりを深めていきたいとした。
さらに,薮田議員は市民意識調査の必要性を訴え,幸福度指標の導入を提案した。市長は,市民の幸せを数値的な指標で測ることは難しいが,現在の調査で得た結果を政策に反映させる考えを示した。市民意識調査の項目を見直し,幸福度を測る指標を含める必要性を認識していると述べた。