令和2年3月3日、総社市議会での会議が行われ、新型コロナウイルス感染症対応の一環として、総社市が配布する50万枚のマスクについて報告された。市は、防災備蓄用として備えていたマスクを急遽、市民へ配布する決定を下した。これにより、地域の担当者や協議会の協力のもと、迅速な配布が実施される。市長の片岡聡一氏は、「これは市民の健康を守るために急務であった」と強調した。
モニタリング体制を強化し、感染症の拡大を防ぐための協力体制も重要視される。今回のマスク配布は、地域づくり協議会を通じて実施され、取りに訪れる市民も多かったという。マスクの配布については、市民から感謝の声も多く寄せられる一方、未加入の世帯への情報伝達に課題があるとの意見もあった。
また、吉備路マラソンの開催について、当初は実施する方向で進めていたが、全国的な感染拡大を受け、最終的に中止の決断が下された。市長は、「市民の安全を第一に考えた」と述べ、今後の危機管理体制の強化を約束した。
さらに、福祉施設においても感染症対策を講じており、被害を最小限に抑えるための取り組みが進められている。市は、行事やイベントを必要に応じて縮小し、地域住民の健康を守る姿勢を貫いていく。