令和3年8月31日、総社市議会が開催され、様々な議案に関する審議が行われた。
特に注目される議案第63号は、補正予算に関するもので、女子ソフトボール選手原田のどか氏への市民栄誉賞授与のための経費や、8月に発生した豪雨による被災地復旧に関連する費用を含む。総務部長の難波敏文氏はこの議案について、歳入歳出それぞれ1,200万円を追加し、総額283億4,975万円にすることを提案した。
また、議案第63号に対する審議では、議会運営委員会の加藤保博委員長が議事運営の詳細を説明し、追加議案に関する質疑の通告期限や付託先を明言した。議長の劒持堅吾氏は、議会の協力を呼びかけ、本日の議事日程を案内した。議事は円滑に進行し、質疑応答の時間でも特に異議なく進められた。
溝手宣良議員は、ケアラー支援に関する条例の問題について質疑を行った。条例第2条の友人や身近な人の定義について、具体的な見解を求めたところ、保健福祉部長の吉田啓氏は、親族だけでなく広い関係性を想定しており、広報活動を今後展開していく計画を述べた。
さらに、ヤングケアラーに対する教育の機会の確保についても言及し、部活動が対象になると明言し、教育的意義を強調した。具体的な施策については年内に検討を進めるとし、年度内には具体的な支援に着手すると説明した。
最後に、一般会計決算審査特別委員会の設置や諸議案の委員会付託についても確認が行われた。これにより、9月1日から8日までの間、休会期間とし、次回議会での審査結果の報告が求められることとなった。総社市議会は今後の議事進行に向けた準備を整えることとなった。