令和5年8月定例会において、様々な議題が取り上げられた。特に物価高支援策が注目を集め、要介護者や重度障がい者、乳幼児のいる世帯に対する指定ごみ袋支給について市長は前向きな姿勢を示した。市長は、この支援策が生活の質を向上させるとし、詳細な検討が進められることを期待した。
認可外保育施設についての議論も盛り上がりを見せた。市では、保護者の費用負担を軽減するため、認可外保育施設への助成を検討する必要性が強調された。市長は、認可外施設の質の高さを評価しつつも、助成についてはまず施設自体への支援を考えるべきだと考えているとの意見を述べた。しかし、実際に希望している家庭への支援の必要性への理解も強調された。
更に、電気自動車の普及に向けた助成金制度についても言及があり、充電設備の拡充が重要とされ、市長は公共スペースに充電設備を整備する方針を示した。これはEV車の利用促進にも寄与するものと期待されている。
また、国民宿舎サンロード吉備路の修繕計画も議題となり、内外装修繕や機械設備の更新が計画されている中で、観光拠点としての機能強化が求められた。市長は施設の魅力を高めるために観光案内所のリニューアルも検討するとした。
最後に、空き家の問題も取り上げられ、特定空家制度が導入されることが強調された。危険な空き家への助成や特定空き家の指定による除却支援が必要であるとの意見が交わされ、より安全な地域環境の実現が目指されている。特に、空き家が周囲に与える影響や地域の安全に対する認識が高まっており、スピード感を持って対策が進められるべきであるとの考えが強調された。これらの議題は、今後の施策において重要な指針となるだろう。