令和4年11月1日、臨時総社市議会が招集された。
議長の村木理英氏は、出席する議員が22名であることを報告し、臨時会を開会した。
最初に、議会運営の進行に関する議会運営委員会委員長、劒持堅吾氏からの報告が行われた。
運営方針として、新型コロナウイルス対策が掲げられ、マスク着用や座席の間隔の確保などが推奨されている。
この臨時会では、本日1日限りの会期が決定された。
続いて、会議録の署名議員として、溝手宣良氏と深見昌宏氏の2名が指名され、議事が進行した。
質疑では、特に補正予算についての焦点があがり、片岡聡一市長が議案の提案理由を説明した。
議案第53号においては、新庁舎建設に伴う経費が計上され、報告第8号では、専決処分による按分金の支出が重要な提案としてあげられた。
中山利典消防長は、専決処分に関する事故の概要を説明し、賠償額が102万6240円であることを伝えた。
この事故については、消防団員の不注意によるものであり、今後の再発防止が求められるとのことだ。
次に、総務部長の難波敏文氏が、専決処分と令和4年度一般会計補正予算の意義について説明。
最近の物価高騰に対する緊急支援策として住民税非課税世帯に対する給付金の支給が提案され、議会からも期待が寄せられた。
一方、議案第53号についての質疑が行われ、特に建築主体工事の入札不調や、資材の価格高騰が議論に挙げられた。
萱野哲也議員による質疑が続き、各工事間での金額の妥当性が疑問視された。
これに対し、総務部長は積算方法には問題がなかったと述べたが、困難な状況を強調した。
議案についての討論は行われず、すべてが全員一致で可決され、以上で本会議は終了することになった。
臨時会は、無事に380分で閉会した。