令和3年11月、総社市議会が開催され、市民や議員に関わる重要な議題が審議された。
議題は多岐にわたり、特に注目されたのは通学路の安全確保に関する条例である。議案第77号が提案されると、賛成と反対の意見が飛び交った。反対の立場から意見を述べた三上周治議員は、「市民の公平性が欠けるという懸念がある」と指摘した。
一方、賛成論が示され、「見舞金制度を通じて事故被害者に寄り添うべきとの意見もあり、最終的には否決されることとなった。議長の村木理英氏は、本件に関して多様な意見が出されたと切々と語った。
また議案第80号、令和3年度一般会計補正予算の審議も行われ、福祉や子育てに関する施策が重要視された。難波敏文総務部長は、臨時特別給付金の支給スケジュールが決定されたことを明らかにし、12月17日からの運用を示した。これらの施策に対し、議員たちは改善の余地があるとして意見を述べた。
さらに、議案乙第4号では、一般国道180号総社バイパスの整備を求める意見書が提出され、さらなる交通安全に向けた取り組みが求められた。小川進一委員長は、交通事故防止の重要性を強調し、多くの賛同を得ることとなった。
総じて、議会では市民が安心して暮らせる環境づくりが重要視された。これらの議論を通じて、行政の透明性や誠実さが求められたことは、市の将来に向けた資産となるだろう。議会の開催は市民との信頼関係の構築へとつながることが期待されている。