令和5年10月10日に開催された臨時の総社市議会では、重要な案件が多く審議された。
主要な議題として、議長および副議長の辞職があり、選挙による新任議長・副議長が決定されたことが挙げられる。新議長には深見昌宏氏、副議長には高谷幸男氏がそれぞれ選出された。深見新議長は、地方自治体の権限と責任の拡大に伴い、議会の役割が増していることを強調し、「より良い総社市のために努力する」と述べた。
また、議案第53号として、令和5年度総社市一般会計補正予算が上程され、主に中学3年生を対象としたインフルエンザ予防接種費用や、米農家への支援金が含まれる。総務部長の内田和弘氏は「今回の補正予算により、総額327億3,140万円に達する」とし、様々な支援充実を図ることに意義を持つとの意見を述べた。
さらに、議長辞職や副議長辞職の案件についても迅速な議論が行われ、辞職が許可された後、原則通り新たな選挙が開催されることに決定した。議長選挙では、深見昌宏氏が14票を集め当選し、市議会を強力にリードする立場となった。
その他にも、常任委員や議会運営委員の選任、監査委員の選任に関する同意が得られ、また、総社広域環境施設組合議会議員の補欠選挙についても議決がなされた。議会運営委員会の村木理英氏は「議事運営が円滑に進むよう努める」と自らの職務に対する意気込みを示した。
本日の議会では、全ての案件が円滑に進行し、再選された市長の片岡聡一氏は「市民福祉の向上と市政発展に向けて今後とも努力する」と強調し、総社市の未来に向けた期待感を表明した。
今後も新体制による議会運営がどのように進められていくのか、注目されるところである。