令和3年の総社市議会では、様々な議題が議論された。中でも、コロナワクチン接種の進捗状況についての質問が特に注目された。
市長は、これまでの経過を説明し、医療従事者に対するワクチン接種が滞っていることを認めた。それにより、高齢者への接種も今後の課題であると強調した。また、4月からの集団接種に向けて、医療従事者及び高齢者施設の職員に優先的に接種を提供する必要があるとの見解を示した。
さらに、使用済み紙おむつの再利用に関する質問もあった。頓宮美津子議員が取り上げるこの問題に対し、市長は、環境省のガイドラインに沿った再資源化の方策があるとしながらも、現行の収集体制に課題が多いことを明らかにした。特に、処理過程における環境への影響分析が重要なため、早急に対策を実施したい意向を示した。また、紙おむつリサイクルについて新たな支援がある場合には、積極的に取り組みたいと述べた。
加えて、デジタル化推進室の設立とデジタルファースト宣言に関する話題も議論された。市長は、職員の意識改革と市民への情報提供の必要性を強調し、キャッシュレス決済についても具体的な取り組みを考えていると説明した。特に、PayPayなどのスマホ決済が普及する中で、利便性を高める施策を進める方針を示した。
雪舟くんについても言及された。市長は、運行状況と利用者数を説明しつつ、今後の方針として見直しを図り、新しい交通手段の導入も検討すべきとの意見を持つことが明らかになった。