令和4年6月定例総社市議会が開会された。
議会運営委員会の報告では、新型コロナウイルス感染症対策が講じられていることが述べられた。議会運営委員会委員長の劒持堅吾氏は、マスクの着用や座席間隔確保の重要性を強調した。
今期定例会の会期は6月24日までの19日間と決定された。行政報告では、片岡聡一市長が、豪雨災害の記憶を風化させず、今年も市民を守る意志を表明。行政面の対応として、30年7月豪雨災害の教訓を生かすこと、また、12名の犠牲者の命を無駄にしない施策に全力を尽くすことを強調した。
さらに人口の大きな変動についても言及し、昨年のピークから258人減少したことが報告された。市長は、この減少を一過性のものとして捉えず、持ち直しに全力で取り組む必要があると発言。黒字決算見込みが発表され、住みたいと思える市にするための福祉施策の強化が求められる。
市長は、「子育て王国そうじゃ」を目指し、子ども本位の施策を行う方針を示した。具体的には、地域包括ケアや支援制度の見直しに加え、安心・安全を守る体制を整えていく意向を述べた。
新型コロナウイルスの影響についても言及され、療養中の62人のうち52人が自宅療養している状況が示された。市民の安全を守るため、引き続き注意を呼び掛ける方針だ。
さらに、新たな経済対策として「そうじゃ物価対策応援券」が提案され、プレミアム率70%を設定し、顕著な経済効果を期待している。これを通じて事業者や市民生活への支援を強化する考えが示された。