令和5年6月20日に開かれた総社市議会の定例会では、シティプロモーションと婚活イベントなどの重要施策が取り上げられた。
議長の村木 理英氏が開会を宣言し、出席議員は22名だった。まず、シティプロモーションに関する質疑が行われた。「議案第42号」の審議では、シティプロモーション事業が紹介された。チームかがやきの溝手 宣良議員は、この事業について具体的な内容を問いただした。
シティプロモーションとは、地域の魅力を発信し、地域の活性化を図るものである。総合政策部長の梅田 政徳氏は、「移住・定住」施策をテーマに、ターゲットを子育て世代に設定して施策を進める意向を示した。動画配信などが企画され、発信予定は秋頃とされている。溝手議員は出演者や成果の検証方法についても言及し、具体的な質疑が続いた。
その後、婚活イベントについても質疑が行われた。溝手議員はこのイベントの対象者について質問し、総合政策部長は「市内外から参加者を募る」と説明した。地域特性を活かした婚活イベントとして、参加者同士の出会いの場を提供する旨が説明された。市外からの関係人口の創出にも寄与することを目指すと述べた。
次に、請願が上程された。三上 周治議員が紹介した請願は、岡山県教職員組合総社支部からのもので、教職員定数改善や義務教育費の国庫負担率引き上げを求める意見書採択を請願する内容である。また、自治労岡山県本部からは地方財政の充実を求める請願も紹介された。これらの請願は、地方自治法に基づき政府に意見書を提出することが求められると説明された。
議会では、これらの議案がそれぞれ所管の委員会へ付託され、審査が行われることとなった。次回の本会議は6月29日に予定され、本日は議事が終了した。