令和2年第1回瀬戸内市議会定例会が、2月19日に開催された。議会では、重要な議案が多数上程され、各部長が詳細な報告を行った。
まず、日下敏久議長が議会の開会を宣言し、出席議員と欠席議員を確認した。議長は、17名の出席議員があることを確認した後、議会の日程に従って順次報告を行うよう指示した。
会期に関しては、28日間、つまり2月19日から3月17日までとすることが決議され、異議はなかった。この会期には、重要な行政報告および複数の議案が含まれている。
次に、浸透性の高い情報技術環境を整備するため、教育次長の薮井慎吾氏から令和2年度の教育費の概要などが説明された。具体的には、GIGAスクール構想に基づくデジタル環境の整備計画について、通信インフラの高速化や児童・生徒一人一台の端末整備に関して述べられた。
一方、武久顕也市長は、新型コロナウイルス感染症対策についても言及した。感染拡大防止の取り組みとして、市民に対して情報提供を行っているとし、新型コロナウイルス対策本部が設置されていることを報告した。また、山鳥毛の購入に関する目標金額5億1,309万円が達成されたことも述べられ、地域の文化資源の保護と伝承についての重要性が強調された。
続いて、予算に関する議案が上程された。一般会計予算は、約196億4,000万円の規模で、前年度比13億円増となる見込み。補助金やコミュニティ支援、公共施設の整備に重点が置かれ、地域活性化に繋がる施策が織り込まれている。特に、教育関連の予算も拡充されており、具体的には教育環境の改善に注力するとしている。
質疑については、多くの議員から活発な質問があり、議員からの意見については課題解決に向けた前向きな姿勢が求められた。特に、地域の課題に対応するための施策強化を求める声も見受けられた。
定例会の最後には、各議案の委員会付託が行われ、本会議での質疑は一区切りとなった。議案第10号から第19号までの予算に関する重要な議案は、予算常任委員会へ付託され、対応が進められることになった。今後の議会の日程において、これらの議案が引き続き審議される予定である。