令和6年第2回瀬戸内市議会定例会が行われ、重要な議案が可決された。特に、一般会計予算の承認が議会で審議され、その内容が注目されている。
議案第26号、令和6年度一般会計予算については、市民の負担軽減と市政の充実を目指し、様々な政策が盛り込まれた。議長の小谷和志議員は、「この予算が市民に実感されるように運営していく必要がある」と述べ、地域活性化への貢献を強調した。
また、議案第9号として提出された国民健康保険税については、厚東晃央議員が反対討論を行った。「国民健康保険税が引き上げされることは、市民生活に大きな打撃を与える」と警鐘を鳴らし、生活費削減を考慮しない方針に対して批判を展開した。議会では、保険税引上げの是非についての討論が行われ、最終的に可決された。
議案第3号、瀬戸内市民の日条例の制定は、地域住民の交流を促進し、地域の活性化を図る目的で可決された。原野健一総務文教常任委員長は「地域の絆を深めることが、今後の市の成長に繋がる」と強調した。
続いて、教育長の任命についても議題に上り、新任の萩原康正氏が自らの教育観と今後のビジョンを示した。「一人一人の可能性を引き出し、地域に貢献できる教育を模索していく」と述べ、教育行政の更なる発展を誓った。教員の支援や教育環境の整備が課題であるとし、地域との連携強化の必要性を訴えた。
また、退任する東南信行教育長の挨拶も行われ、長年の市教育行政に対する謝辞が述べられた。市議会は、その功績に感謝の意を示し、今後のさらなる発展を期した。
最後に、議会に提出された議案すべてが円滑に進行し、締めくくりの挨拶が行われた。議長は「市民の期待に応えるために、議会が一丸となって努める」とし、閉会した。