令和4年第2回定例会では、複数の重要議案が審議され、可決された。
特に注目すべきは、瀬戸内市情報通信技術を利用した行政推進に関する条例の制定である。これは、オンライン手続きが進められる内容で、河本裕志総務文教常任委員長は「行政手続のオンライン化は市民の利便性を向上させる」と強調した。具体的には、児童手当や介護保険の申請がオンラインでできるようになり、市役所に足を運ぶ必要がなくなる。
次に、市営バス運行事業に関する条例の変更も採択された。河本委員長は、新しい運賃体系について「片道100円とのことで、利用者に分かりやすい運賃設定をが実現された」と述べた。障害者や特定のカード保持者には料金が上がるが、フリー乗車定期券の導入を提案し、利用促進を図ることが期待されている。
また、議案第53号から第58号までの令和4年度一般会計補正予算も全会一致での可決となり、市の財政健全化に寄与することが見込まれる。小谷和志予算常任委員長は、「全ての議案が慎重に審議され、全会一致で可決された」と述べ、議会の結束を示した。
消防車両や業務用パソコン、ネットワーク強靱化のための機器の購入に関する動産の買入れについても可決され、消防力の強化や市の情報化推進に寄与する。
本日の議会では、委員長報告や質疑を受け、請願が取下げされる事案についても協議された。市民サービスの向上が求められる中、今後の市の取り組みには注目が集まる。