令和5年6月21日、瀬戸内市議会は第3回定例会を開催した。
この日、議会では新議長が選出され、議会運営の新たな開始を告げた。
注目すべきポイントは、議長に選出された小谷和志議員が市民との接点を強化する議会を目指すと述べたことだ。小谷議員は、自身が議長として、「市民の声を市政に生かす」との理念を持ち、市民フリースピーチ制度の導入を提案し、若者を含む市民が議会に積極的に参加する機会を増やす意向を示した。
また、竹原幹議員は、行政視察や研修の参加促進を通じて新しい時代に対応する姿勢が必要だと述べ、今後のダイバーシティやゼロカーボンシティへの取り組みについて、議会として統一的な視点で行動する必要性を強調した。
副議長の選挙も行われ、河本裕志議員が選出された。彼もまた、議長のビジョンを支える姿勢を示し、市民との距離を縮めるための努力をする意思を表明した。議会は引き続き、オンライン議会の導入や陳情の取り扱い方など、現代のニーズに応えた改革に取り組む姿勢が求められている。
この会議の中で、副議長の辞職を許可し、次の副議長選挙に向けた議論が行われた。そして、監査委員の選任と常任委員会・特別委員会の委員選任が進行され、議会の組織が整えられる運びとなった。これにより、今後の議会運営が円滑に行われる基盤が確保されることが期待されている。
最後に、全議員の協力の下に進められた議会運営が、市民に信頼されるものとなり、地方行政の発展に寄与することが望まれる。議会改革が進む中で、市民との連携強化が一層重要になっていく。