令和4年第4回定例会が9月9日に開かれ、複数の議題が討議された。
市長の武久顕也氏は報告第8号から議案第77号にかけての質疑に関し、通告がないため迅速に質疑を終結した。
その後、追加議案の上程が行われ、議案第78号の造成工事に関する請負契約について説明がなされた。産業建設部長の難波利光氏は、契約金額が1億9,567万5,700円であり、工期は令和5年3月31日までと述べた。
契約の相手方は株式会社アートコーポレーションと有限会社振興建設の共同企業体で、地方自治法に基づく議決が必要であると強調した。また、工事は全体を3期に分けて進める計画であることにも触れた。
質疑に立った小野田光議員は、地元業者の応札状況について質問を行い、田野宏副市長は市内業者の数と応札した組数を答えた。武久市長の提案により、市内業者15社から7組が応札したことが確認された。応札者が少なかった理由については、不明としつつも企業間の協議不足を指摘した。
また、落札率が86.8%で、競争の激しい中で慎重な入札が行われていることが示された。落札者の金額は1億7,788万7,000円となっており、他の落札者とは100万円から200万円の差があることが説明された。市が発注した工事についての市内業者の関与や評価が問われ、次回の発注に向けての改善が望まれる。
陳情第1号はJR長船駅の改良に関するもので、委員会に付託されることが決定された。これにより、議会は一時休会に入り、9月22日に再開される予定である。