令和5年9月7日、瀬戸内市議会は第4回定例会を開催し、さまざまな議題が浮上した。最も注目されたのは、市営住宅整備計画や国民健康保険税の負担軽減策についての議論である。市営住宅に関しては、邑久地域の団地建て替え計画が進行中で、地域住民への説明が必要であることが強調された。市営住宅が完了するのは令和10年度を目途としており、具体的な計画が求められている。
また、国民健康保険については、加入者の負担が増えていることを憂慮する声が上がった。特に、保険税の引き上げについて市長は、財政が厳しい土壌の中で慎重に取り扱う姿勢を見せたが、引き続き国庫負担の改善を求める必要があると述べた。この流れの中で、保険税の負担軽減が一つの大きな議題となっており、子ども向けの均等割廃止の検討も必要性が指摘されている。
さらに、今後の子育て環境の整備に関する提案も出されており、保育士の配置基準の見直しや、放課後児童クラブの待機児童への対策が求められた。特に保育士の質の確保が急務とされ、恒常的な人員配置の改善が必要であるとの合意が成り立った。市は地域のニーズに応じて、また保育士確保のための新たな施策を考慮することが求められている。
道路に関しては、草刈りの実施頻度と質の確保も重要であるとの意見が相次いだ。特に交通の安全性を確保するために、定期的な草刈りや道路管理が呼びかけられ、地域住民との連携を強化する必要性が認識された。