令和5年6月29日に開催された瀬戸内市議会では、各種予算繰越や条例改正等の重要議案が取り上げられた。
特に、令和4年度の一般会計予算の繰越に関しては、各議員から活発な質疑が行われた。議案第54号から第63号にかけての予算は、質疑通告がなかったことから一括で終了した。
また、接続する議案第62号は造成工事(第2期)に関連する工事請負契約の変更についてであり、これについては反対意見も出なかったため、原案通り可決がなされた。この件に関しては、市の副市長、田野宏氏が契約数と金額の詳細を報告した。
続いて追加議案の上程があり、議案第64号では、ゆめトピア長船内部改修及び付属棟新築工事に関する工事請負契約が提案された。予算は2億2,550万円で、約380平方メートルの内部改修を含む工事内容が説明された。
関連する質疑では、竹原幹議員が工事の内容や金額について詳しく質問し、市が取り組んでいる内容についての市民の期待が伺えた。居住拠点の改善は市民サービス向上に寄与するとの考えが表明された。
議案第65号の道路工事変更契約についても質疑の場が設けられ、工期延長はないとの説明があった。細かい部分に対する質問も行われ、議会における市職員の説明責任が強調された。
加えて、請願第1号では国道2号線の整備を求める意見が提出され、地域の交通インフラ整備がますます重要視されていることが認識された。今後、継続して取り組む姿勢が議員から確認された。
本日の会議は、議案委員会付託の手続きが完了し、次回は7月11日に開かれる予定である。市議会の会期の流れと、議案審議の重要性が示された日となった。