令和4年第1回定例会が開催され、瀬戸内市の多様な議案について審議が行われた。
代表的な議案として、令和4年度瀬戸内市一般会計予算が議会で可決された。予算は、特に教育や子育て支援、公共交通の充実に力点が置かれている。地域の未来を見据えた施策が求められる中、提出された予算は市民生活に直接的な影響を与えるものである。山田 議員は、「今年度の予算は市民の皆様の暮らしを向上させるための重要な一歩と考えます」と述べた。
さらに、瀬戸内市牛窓国際交流ヴィラ条例の廃止案も審議された。この条例は、国際交流の場提供を目的としていたものの、利用者の減少に伴い見直しが必要とされていた。河本裕志 委員長は、「市民の利用促進策を考える必要がある」との意見を明かした。これにより、他の市施設との調整も求められることとなる。
また、瀬戸内市営バス運行に関する条例の一部改正が決定され、小学生以下から中学生以下の料金無料化が実施される。厚東晃央 議員は「無料を中学生以下に設定したことで、学生の移動手段の確保が進みます」とコメントした。
この他にも、職員給与に関する条例が改正され、特別職の期末手当が引き下げられることが決定された。島津 幸枝 議員は「公平感のある給料体系は必要だが、経済回復の中での引き下げは疑問が残る」と懸念を示した。
請願第1号には、再犯防止推進計画に関する請願書が提出され、全会一致で採択され、地域の安全面への配慮が一段と進むことが期待されている。議会では市民生活への影響が十分に考慮され、施策に反映されていく方針が確認された。