令和5年11月第5回定例会では、鳥獣被害対策を中心に多くの一般質問が行われた。
特に、有害鳥獣の捕獲方法や防護柵の設置について、具体的な施策が話し合われた。
市では、既存の防護柵が経年劣化する中、昨年より再設置に関する補助制度を開始した。
この制度は、設置から8年を経過した防護柵について、新規申請を可能にしたものであるが、維持管理の補助については未だ実施されていない。
やはり補助金を得ての再設置が有益であるため、今後の周知方法を工夫し、幅広い市民への情報提供が重要とされている。
また、鳥獣被害の実態を踏まえ、捕獲者への支援も求められている。
箱わなの購入費の補助を導入することは、捕獲促進と経済的負担の軽減に繋がり得る。市は他市の事例を参考に検討を進めていく考えである。
さらに、前島の生活支援や集落活動の強化についても意見が寄せられた。
地域おこしに向けた試みとして成り立っている活動が確認された一方、特に農業者にとっては耕作放棄地がさらなる問題となっており、環境整備や新規就農者を対象とした支援が求められている。
女子野球タウン認定については、地域の活性化を目指し、女子硬式野球チームの活動が進められ、道の駅との連携も強調されている。
道の駅の活性化に向けては、地域の食材や特産品を扱う直売所の設置が効果的であり、地域全体の魅力を高められるような施策を進めるとのことです。地域の農作物を利用した新たな商品開発や販売方法にも期待が寄せられている。