令和2年9月7日、瀬戸内市議会の定例会が開かれた。議題には、農業委員会委員の任命や人権擁護委員候補者に関する諮問が含まれ、各議案に対する質疑が行われた。
特に注目を集めたのは、令和元年度の一般会計歳入歳出決算認定に関する質疑である。厚東晃央議員が寄附金について詳細な質問を行い、市の応援寄附金の総額が約6億1,800万円、件数が2万6,465件であることが確認された。寄附金の使途として、産業振興、環境保全、医療福祉、教育文化など多岐にわたる事業が挙げられた。
また、同議員は企業版ふるさと納税寄附金の取り扱いについても質問をし、市長の指示に基づいて使用される旨が説明された。寄附金の使用用途には、地域振興や福祉充実のためのプログラムが含まれ、具体的な配分も明示されたと報告された。
議案第67号でも質疑が行われた。厚東議員は、プレミアム付商品券について質問し、この取り組みが市民&観光の促進に寄与することを強調した。プレミアム率が25%に設定されており、1億円分の商品券が発行される計画であることが明らかになった。市外からの観光客をターゲットにし、地域の産業振興を図る方針が示された。
最終的に、各項目に対する質疑が順調に進行し、議案は次々と可決された。特に防災情報伝達システム整備に関する議案第76号は、重要性が強調され、迅速な整備が求められている。市民の安全を確保するため、最新の情報伝達システムの導入が期待されている。