令和5年第1回瀬戸内市議会定例会が、3月20日に開催された。
本日は、3つの追加議案が上程され、議会としての対応が求められた。
議案第48号は、令和4年度瀬戸内市一般会計の補正予算についてである。総務部長の松尾秀明氏は、この補正により歳入歳出それぞれに97万4,000円を追加し、予算の総額を252億252万1,000円にすることを明らかにした。国からの寄附を受け、邑久高校新入生の支援に充てる教科書購入費が計上されている。
続いて、議案第49号の道路工事に関する変更が提案された。産業建設部長の難波利光氏は、契約金額には変更がないとしながらも、施工契約の支払い限度額の見直しを発表した。この契約は国の交付金事業を財源にしている。議会での議決を求める必要があり、その重要性が指摘された。
さらに、議案第50号は、動産の買入れに関する変更についてである。こども・健康部長の難波彰生氏は、遊具の納期が遅延した理由を国の新型コロナ対策と関連付けて説明した。具体的には、海外製部品の調達が遅れ、納入期限を5月31日まで延長することが求められているという。これにより価格の影響も考慮している。
質疑において、多くの議員が議案第48号に関して新入生への寄附の使途やその継続性について関心を示した。岡崎清吾総合政策部長は、寄附者から来年度も継続的に支援が期待できると回答し、前向きな姿勢がうかがえた。議案については、いずれも特に反対意見はなく、無事に可決された。
議長の廣田均議員は、議会の定足数が確保され、円滑に議事が進行したことに感謝の意を示した。次回の本会議は3月22日水曜日に予定されている。