地球温暖化対策課題に市長が前向きな姿勢を示す

令和２年９月３日、瀬戸内市議会で第６回定例会が行われ、市内の重要課題についての質問が相次いだ。今年の議会では、地球温暖化防止策に関する議論が特に注目を集めており、岡國太郎議員が挙げた「気候非常事態宣言」については、多くの議員が賛同の意を示した。　岡國太郎議員（１番）は、地球温暖化防止に向けた取り組みとして、気候非常事態宣言の表明を市長に求めるとともに、環境部や福祉部、財務部に対し、具体的なCO2排出量削減策を提案したことに言及した。この日の議会では、環境部の奥田幸一環境部長が「気候非常事態宣言は人間社会や自然界に脅威となることを認識するものであり、しっかりとその存在価値を見定めていく」と述べて、前向きに検討する姿勢を強調した。　次に、岡國太郎議員は公用車の適正管理についても質疑を行った。過去に発生した公用車の車検切れ問題に触れ、「今後は全体的な葉の管理体制の見直しが必要だ」と訴えた。この問題に対し、財務部長は車両管理規則を見直し、運転前の車両点検の徹底を約束した。　新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の整備についても熱心な議論がなされた。岡國太郎議員は市独自の検査体制やワーケーション制度の導入を提起し、各部門の連携が今後ますます求められることを指摘した。市長は「市独自の通学助成制度など新たな支援など、地域の声をしっかり組み入れていく」と宣言し、前向きな取り組みを約束した。同議会は、公共交通網の整備や市内イベントの活性化についての提案も行われ、各議員が市民の声を代弁する機会となった。