令和4年第1回定例会が3月7日に開かれ、複数の予算案が審査された。
今回の会議では、令和4年度の一般会計予算、国民健康保険特別会計予算、そして後期高齢者医療特別会計予算などが主要な議題として上程された。さらに、文化振興に関わる予算案もあった。
予算常任委員長である小谷和志議員による報告により、議案第17号(令和3年度一般会計補正予算)は全会一致で可決された。これには、国際的な取り組みとして、ウクライナへの人道支援金の寄付が含まれており、市長の武久顕也氏は「地域の声を反映した形での社会的支援が重要である」と強調した。
また、厚東晃央議員が、令和4年度の一般会計予算案において質疑を行った。質疑では、国土利用計画の策定に向けた支援業務について、具体的な内容と市民への説明が求められた。岡崎清吾総合政策部長は「現況調査や市民アンケートを通じて、市民の理解を深める予定である」と述べた。
さらに、文化振興費に関連する予算案にも言及があり、特に音楽コンクール等のイベントに関しては、コロナ禍における影響を考慮した上での運営が重要視されている。頓宮忍文化観光部長は、「地域の文化を支えるために、参加者を制限するなどの工夫をしていく」と語った。
質疑の後、最終的に予算案は採決に入り、賛成多数で可決された。この結果、今後、各予算を基にした施策の実施が期待されている。特に、国際的な支援や地域文化の振興に関する施策に注目が集まる。