令和3年度第3回定例会が瀬戸内市議会で開催された。
市長の武久顕也氏をはじめ、出席した18名の議員は様々な議題を議論した。
重要な議題の一つに令和3年度の一般会計補正予算がある。
補正予算は感染症対策を強化する為、宿泊業者への緊急支援が含まれている。
この支援事業において、宿泊者が一人当たり1万円を上限に宿泊料金の50%を割引される仕組みである。
具体的な経済効果は約9,230万円の見込みがあるとのこと。
更に、宿泊業者の実績データも示され、昨年度は3,000万円の補助が行われた。
この背景には、観光業がコロナの影響で急落している現状がある。
また、質疑では文化庁からの補助金を用いた刀剣文化のPRと情報発信の重要性が強調された。
議員の厚東晃央氏は、このPRの計画について質疑を行った。
彼は、外国人観光客の受け入れ計画に関し、果たして実施すべきか疑問を呈した。
頓宮文化観光部長は、外国人観光客を迎える準備を進める必要があると答え、計画に基づいて進める考えを示した。
今後の観光事業に対する懸念も示され、厚東氏は観光施策の実施時期と状況による影響を指摘した。
加えて、周遊イベントの実施についても慎重な検討が必要であるとの見解を述べた。
他にも、刀剣博物館の活動を支えるための各種計画や委託料の詳細も議論された。
刀剣文化の振興を図るため、地域連携を促進するために様々な計画を進める必要があることが再確認された。
さらに、議案に対する意見表明と採決が行われ、無事に承認された。
今後の施策には注視する必要がある。