令和5年第4回瀬戸内市議会定例会が開催され、議事の進行が行われた。
市長の武久顕也氏は、台風7号による県北の大雨被害を受け、
特に熱中症対策に関する施策を強化する方針を示した。
8月15日までに42名が熱中症による救急搬送の報告があり、
高齢者が多い状況を踏まえ、広報活動に力を入れると強調した。
環境福祉常任委員長の厚東晃央議員は、
ゼロカーボンシティ推進事業に関する調査報告を行った。
これは、再生可能エネルギーの普及と
dio圧のための補助金制度を導入するもので、
太陽光発電設備の申し込みが75件に達するなど、
市民の興味が高まっていることを伝えた。
また、産業建設水道常任委員長の小野田光議員も、
地方自治体の財政に影響を及ぼしかねない新たな政策に
関して意見を述べた。
工業団地の造成事業においては、
工期や契約金額の管理について議会の審議が不十分であったことを
反省し、今後は透明性を確保する意向を示した。
市は、議案として提出された27件のうち、
環境福祉関連の報告事項や一般会計関連の決算認定を審議した。
特に注目されたのは、農業委員会委員の任命や人権擁護委員の推薦に関する議案だ。
具体的には、炭田由美子氏や河野弘道氏が候補として提案された。
また、議案第71号から議案第80号で、
今年度の一般会計や特別会計補正予算に関する内容も含まれている。
これら全ての報告を受け、議会は
今後の計画を具体化していく方針を確認した。
他にも、監査結果の報告や、財政健全化判断比率に関する意見も述べられた。
このように、議会は多岐にわたる重要議題を扱い、
市民に対しての透明な説明責任を果たすことを目指している。