令和元年第3回定例会が開催され、多くの議案が審議された。
重要な議題には、平成30年度瀬戸内市一般会計歳入歳出決算や、国民健康保険特別会計決算認定などが含まれている。
特に、一般会計歳入歳出決算認定において、島津幸枝議員が土木費について質疑を行った。土木管理費の実績や工期の遅延理由、そして今後のスケジュールについて質問した。これに対し、難波利光産業建設部長は実績の詳細を述べ、工期遅延の主な要因は公安委員会との調整にあると説明。
具体的には、委託業務の内容として「各駅のトイレ設計に必要な地質調査費用」に410万円を投じていると報告。また、工期が遅れている件についても言及し、設計業務の早期完了および発注を目指しているとした。
島津議員は、「限られた時間でのスケジュール管理が重要」と強調し、さらなる遅延を許さない姿勢を示した。工期管理の重要性が浮き彫りになり、部長は市側の事情について理解を求めた。
次に、認定第9号に関する質疑が行われた。水道事業に関する貸借対照表についての質問に対し、松本孝之上下水道部長が将来的な活用計画について説明。特に北島配水池用地については、災害時の飲料水確保を目的にしていることを強調した。
また、今回の定例会においては、令和元年度一般会計補正予算や地方創生事業委託料についても審議が行われた。厚東晃央議員からは、シティプロモーター委託料や広聴広報支援委託料に関する詳細な説明を求められ、松尾秀明総合政策部長がこれに対して答弁。市の魅力を発信し、観光誘致や移住促進に向けた取り組みを進める意向が伝わった。
本日の会議は、質疑を経て、認定第1号から第10号、さらにはさまざまな議案について委員会に付託が決まった。市議会は次回の会議に向けて、さらに議論を深めることとなる。