令和5年第1回定例会が3月22日に開催され、重要な議案が採決された。特に副市長の定数を二人に改正する条例や、個人情報保護法施行条例の制定が決定し、議会からは詳細な説明が求められた。
副市長制度の二人体制については、総務文教常任委員長の河本裕志氏が、「市長はダイバーシティの推進を重視しており、女性の副市長が適任と考えている」と述べた。これに対し、当局は女性副市長の任命が現在の状況に依存するとし、選任に際しては慎重さが求められるとの見解を示した。
続いて、個人情報保護法施行条例に関する議案が審議された。河本委員長は、改正の目的や各改正点を説明。その中で、「新たな条例はデジタル社会の推進に向けた法整備の一環であり、個人情報についての定義や取り扱いに関する内容が含まれる」と強調した。
また、予算に関しては、議案第28号「令和5年度一般会計予算」の可決も報告された。議会の質疑に対して、予算常任委員会の小谷和志委員長は全体の審査結果を総括し、「市民福祉の向上を目指す内容が反映されている」と述べ、内容の妥当性を確認した。
他にも、知事室広報広聴課や、商工業の振興に資する事業への予算配分が重要視される中、地域の強化や市民生活支援など、様々な視点での議論が交わされた。特に、物価や経済状況など、現状の厳しさから、地域経済の活性化に向けた施策が期待されている。
また、議案第51号「令和5年度一般会計補正予算」も全会一致で可決され、デジタル田園都市国家構想の実現に向けた取り組みが進められることが確認された。市長からは、今後も市民生活を第一とした施策の進展に尽力する旨が述べられた。
最後に、議会運営委員長の石原芳高氏から、個人情報保護条例の制定に関する発議が行われ、議会としての透明性向上が図られる意向が示された。