令和5年9月11日、瀬戸内市議会は第4回定例会を開いた。
会議では、17名の議員が出席し、質疑応答が行われた。議題には農業委員会委員の任命や人権擁護委員候補者の推薦が含まれている。
特に、認定第1号として示された令和4年度一般会計決算についての質疑が重要な焦点となった。厚東晃央議員が詳細な質問を行い、具体的な数値と背景を求めた。厚東議員は、「委託料803万7,700円の詳細について教えてほしい」と述べた。
これに対し、頓宮産業建設部長は、「この委託料は邑久地域における公営住宅建設に関するものである」と説明した。さらに、教育費に関する質疑も行われ、「文化振興費627万1,671円は新たに始まった文化財団への補助金である」と明かした。
他の議案に関する質疑は専門家からの回答により進められ、環境部長からは電力料金の見通しが示された。変動する電力料金についての具体的な数字が議論の中で取り上げられた。
また、請願として提出された前島への離島架橋についての説明が行われ、廣田均議員が島民の生活実態を踏まえた発言を行った。特にフェリーの運航状況が問題視され、議員は「橋を架けることで島民の安全を確保したい」と訴えた。