令和5年第4回里庄町議会定例会が6月2日に開会された。今回の会議では、16件の議案と4件の報告が提出されることが確認された。
加藤泰久町長は、議案の内容について「条例の一部改正が3件、一般会計補正予算が2件、農業委員会委員の任命に関する案件が9件、固定資産評価審査委員会委員の選任が1件、合計で16件の議案があり、午後からの審議をお願いしたい」と述べた。特に、税条例に関する改正については地方税法等の改正を反映し、施行日には注意が必要であることが強調された。
また、一般会計補正予算では、エネルギーや食料品価格が高騰する中、住民税が非課税の世帯への支給金が計上されており、具体的には2,999万8000円の補正が求められた。これは、低所得世帯の負担を軽減するための取り組みの一環であり、町民の福祉向上を目的としている。
さらに、農業委員会委員の任命に関しても説明があった。加藤町長は「岡村咲津紀氏は、農業委員としての豊富な経験があり引き続き必要であると考え、新たに任命を求める」として、議会に対して賛同を呼びかけた。
議案に対する質疑は次回の会議で行われる予定であり、住民の利益を考慮した審議が期待されている。議題には下水道事業や土地開発公社の経営状況に関する報告も含まれており、町の今後の発展が注目される。