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里庄町議会、分館要望や消滅可能性問題を議論

令和6年6月3日、里庄町議会が一般質問を開始。分館要望や消滅可能性が議論され、町の未来について提案が行われた。
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令和6年6月3日、里庄町議会は第3回定例会を開催し、議員たちが一般質問を通じて町の現状や今後の施策について議論する場が設けられた。

この日は、岡本貴之議員が分館要望の優先順位や対応について質問した。岡本議員は、町内に37の分館が存在し、各分館長からの修繕や改善要望がある普通であり、特に緊急性が高い修繕について迅速な対応を求めた。農林建設課長の小寺大輔氏は、優先順位の決定には緊急性や費用対効果を考慮し、町長、副町長との協議行った上で対応を進めていると答えた。

次に、消滅可能性のある自治体についても取り上げられた。今年4月、民間研究機関が発表した調査では岡山県内の10市町が消滅可能性があると指摘されており、里庄町の人口の将来推計も厳しいものとなっている。岡本議員は、2030年には現状からさらに人口が減少する可能性を懸念し、明確な人口ビジョンの策定を求めた。町長の加藤泰久氏は、限られた資源の中で町を魅力的にするとともに、若年層の定住促進を図ると強調した。

また、昨年度から進められている空き家対策についても触れられた。町内の空き家は計75棟存在し、そのうち特定空き家が17棟、早急に対応が必要な空き家が3棟であることが報告された。また、空き家除却のための補助金制度についても言及され、町は助成金を出しているものの、その利用状況の改善が求められる。

岡本議員は、昨年発生した能登半島地震などを踏まえ、空き家の管理が重要であると訴えた。

他にも、自衛隊への名簿提供問題や、自転車用ヘルメット購入補助の要望が議論され、特にヘルメット着用率の低さが指摘された。自衛隊に関しては名簿提供に関する個人情報保護の観点から議論が交わされた。

図書館の改修計画についても質疑が行われ、クラウドファンディングによる寄附金を活用した室内改修の詳細が報告された。特に、利用者からは雑誌コーナーの充実を望む声があがり、広く周知するための取組みが求められている。

今回の議会ではさまざまな問題が取り上げられ、町の未来に向けた方向性が示される重要な機会となった。議員たちは引き続き、町民の意見を反映し、自主的かつ積極的な町づくりを進める意向を示した。

議会開催日
議会名令和6年里庄町議会第3回定例会
議事録
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