令和4年5月25日、里庄町臨時会が開催された。
議長の岡村咲津紀氏は、本日出席議員が9名であることを告げ、会期を1日間に決定した。
議案第29号、令和4年度里庄町一般会計補正予算について、加藤泰久町長が説明した。
新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金として、歳入に3536万3000円を追加する提案で、合計12805万6000円となる。
また、歳出の経費として、21364万8000円への増額を伴い、地域支援として町民対象の応援券交付も増額される。
具体的には、5,000円分の応援券から、さらに3,000円を加え、8,000円分の券を交付する。この政策は、新型コロナの影響や物価高騰から町民を支援する狙いがある。
町長は、この審議に対し慎重な審査を求めたが、質疑は一切無く、討論に入った。
6番議員の仁科英麿氏は反対論を述べ、追加の補正が原油価格上昇分が多く占めている中で経済負担を考慮すべきだとしながら、コロナ対策が優先であると主張した。
特に、感染者が急増している現在の状況に対処するため、PCR検査の拡充や隔離の必要性を訴えた。
またワクチン接種率が低い若年層への重要性についても述べた。
議案に対する賛成討論は行われず、最終的に議案は原案の通り可決される。
これにて、令和4年第4回里庄町議会臨時会は終了した。議長は出席議員へ感謝の意を表し、閉会の挨拶を行った。