令和2年12月10日に開催された里庄町議会第10回定例会では、予算に関する重要な議題が取り上げられた。
この日程には、令和2年度一般会計補正予算(第7号)を含む5件の補正予算が提出された。特に、トラック事故に伴う損害賠償の問題が議論の中心となった。
岡村咲津紀議員は、問題となったトラック事故に対する補正予算で、行政の判断と職員の責任について厳しく問い質した。特に、465万5000円という大きな金額は町民の税金であるため、職員への指導が不十分であると指摘した。また、過去の事故との関連も指摘し、職員教育の重要性を強調した。
これに対し、赤木功総務課長は、事故の原因を職員の判断ミスであると認め、今後適切な対応を行うことを約束した。
高田卓司議員も同様の視点から質疑を行い、職員の安全管理の徹底を求めた。過去に事故が続いている職員に作業を任せるリスクについての懸念が示され、今後の指導方法の改善が必要であるとの意見が出された。
また、仁科英麿議員は、教育予算に関して小・中学校体育館への空調設備の設置計画について質問した。この事業はコロナ対策として重要で、早期の実施が求められるとの意見が交わされた。また、コロナ関連事業費についても、財源の集計が今後求められることを示唆し、詳細な報告が必要であると述べた。
全体として、議会では職員の責任感や業務の適正な実行に対する厳しい視線が注がれ、町民からの信頼回復に向けた努力が求められている。今後も引き続き、職員の教育と指導が重要なテーマとなるだろう。